型番別
リーバイス501は1873年に誕生した世界初のジーンズで、150年以上作り続けられているアパレル史上最長寿のモデルです。ボタンフライとストレートシルエットを特徴とし、マーロン・ブランドやジェームズ・ディーンが着用したことでポップカルチャーのアイコンとなりました。ヴィンテージ市場では特に1950年代〜1970年代前半のモデルが高い人気を誇り、コンディションの良い個体は国内外で高値で取引されています。501の年代判定には赤タブ・ケアラベル・ジッパーといった基本ポイントに加え、リベット・アルキュエートステッチ・シンチバック・ウエストバンドなど細部のディテールも重要な指標となります。
シンチバック(ウエスト背面の調節金具)はヴィンテージリーバイスの中でも最古期を示す指標です。ベルトループなし・シンチバックあり→1922年以前(超希少)。ベルトループあり・シンチバックあり・バックポケット露出リベット→1922〜1936年。シンチバックあり・赤タブあり→1936〜1937年(赤タブ導入直後)。シンチバックなし→1937年以降。ベルトループ数も指標になります。7ベルトループ→1930年代以前、5ベルトループ→1930年代以降が標準です。バックベルトループが若干オフセンター(中心からずれている)であれば1947〜1965年の特徴です。
リベットはボタンとともに501の最古期を示す重要な指標です。クロッチリベット(ボタンフライ付け根の股部分の鋲)あり→1937年以前(超希少)。バックポケット露出リベット→1937年以前。バックポケット隠しリベット(内側からのみ確認)→1937〜1964年。バックポケットリベットなし(バータック留め)→1964〜1966年以降。コインポケットリベットなし→1942〜1947年(WWII金属節約)。リベット素材:銅製・凸文字→1960年代以前。銅製・凹文字(刻印が沈んでいる)→1966年以降。「crowned arrow(王冠矢印)」リベット刻印→1930年代後半〜1960年代。「L.S. & Co. S.F. Cal.」リベット刻印→1930〜1960年代。
バックポケットの弓形ステッチ(アルキュエート)は糸の色とSPI(インチあたりのステッチ数)で年代を判定できます。チェーンステッチなし(ヘムのみ)→1933年以前。アルキュエート塗装のみ(ステッチなし)→1942〜1947年(WWII期・糸節約)。現在ではほとんどのペイントが剥落しており、バックポケットが無地に見えます。オレンジ糸・高SPI(10〜11)・やや不均一→1955年以前。オレンジ糸・やや緩め(9〜10SPI)・より均一→1955〜1970年。レモン/黄色糸→1960〜1970年代中頃(希少)。黄色糸が一部でも存在→1970年代中頃以前確定。銅色/オレンジ糸(再び)→1970年代後半以降。明るい黄色・合成糸→1983年以降。
501年代判定の優先順位:①赤タブ(Big E→1971年以前・Small e→1971年以降)②ケアラベルの有無(なし→1971年以前確定)③セルビッジ(あり→1985年以前)④リベット状態(クロッチリベット→1937年以前・隠しリベット→1937〜1964年)⑤アルキュエート糸色(黄色→1970年代中頃以前・ペイントのみ→WWII期)⑥シンチバック(あり→1937年以前)。年代早見表:〜1937年:シンチバックあり・クロッチリベット・露出リベット。1937〜1954年:隠しリベット・本革パッチ・Big E・ケアラベルなし。1955〜1971年:合皮パッチ・Big E・ケアラベルなし・セルビッジ。1971〜1981年:Small e・ケアラベルあり・セルビッジ。1981年〜:セルビッジなし。
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